平成26年12月10日に静岡県水産振興推進協議会主催の勉強会に参加をさせて頂きました。
勉強会では、漁港の取り組み事例として、「いとう漁港」の6次産業化、低利用魚の付加価値向上、魚食普及への取組、「伊豆漁協」の、6次産業化及び経済基盤強化、また、「田子の浦漁協」の水産業と観光産業との連携についての事例について学んでまいりました。
さらに、県漁連として、長引く漁業環境の低迷で多くの漁業協同組合が本来機能の発揮が困難な状況になっている中、この状況を脱するためには、漁業・地域の活性化が必要で、改めて漁業等系統組織の果たす役割が重要ととらえ、その原動力となる職員の意識改革と併せマネジメント能力の習得を目指して各種研修等の取り組みを積極的に行っている現状の説明を頂きました。
自由意見交換では、各団体から様々なご意見が活発に出されました。
静岡県水産加工業協同組合連合会様より、東日本大震災に伴い各種制度等による資金が東北地方の漁港に集中したことにより、東北地方の漁港の衛生管理等の設備改善が急激に進んだ現状と、反面、静岡県内では対応のための資金の工面が困難で整備が遅れ、今後、水産物の流通の流れが東北地方に片寄っていってしまう危機感を覚えるというご意見を頂きました。
当日は知事も参加されておりましたが、第三種特定漁港を抱える地元として、この点についても積極的に対応してまいります。
水産施策に関する勉強会
2014年12月11日