熊本地震の現地の状況確認

2016年05月09日

画像は熊本地震で崩壊してしまう恐れのある熊本県宇土市役所です。平成28年熊本地震では、静岡県は嘉島町への職員派遣を行っています。現地の嘉島町災害対策本部にて対応状況について確認してまいりました。東日本大震災の時と同じく、報道と現場との違い、悲惨な被害状況を自分の眼で確認してまいりました。まずは被災された熊本県民の皆様、頑張ってください。また静岡県の皆様、応援とご支援をお願い致します。

 

嘉島町災害対策本部の運営状況について

防災、減災に加え、被災後の速やかな対応は、二次被害の大きさを左右すると考えます。現地の災害対策本部にお伺いさせて頂き、熊本県町村会長でもある嘉島町長の荒木泰臣氏から直接、災害対策本部の運営状況についてや、課題や感じている問題点についてお話を頂くことができました。静岡県や地元焼津市として学ぶべきことをたくさん感じて参りました。

 

 

嘉島町の状況と静岡県の対応

嘉島町は人口約9,200人(世帯数役3,400世帯)、職員数は70人強の町です。5月2日現在の被害状況は、人的被害で、死者3名、行方不明者0名、重症者1名。物的被害では、住宅被害で全壊188棟、大規模半壊等で757棟ですが、現在調査中で今後増加の見込みとのことです。静岡県からの応援部隊は計20名にのぼり、支援ニーズの把握、被害状況の調査、家屋被害情報調査や災害対策本部運営支援他に当たっています。支援ニーズや災害対策本部運営に関する状況等、派遣されている県危機管理部危機管理課職員より説明を頂きました。

 

 

熊本地震への支援の状況

静岡県だけでなく、各市町からも職員の派遣を行っています。県内では第1陣から下田市が職員の派遣を行い、第2陣では、島田市、藤枝市、牧之原市、吉田町など18市町18名の職員が派遣されています。状況の把握や災害発生時の連携からも各市町にとってこの活動は非常に重要なことだと感じるとともに、各市町の対応の差も実感してまいりました。焼津市からの派遣職員の皆様にもお会いすることができ、状況についてご説明いただくことができました。