2月7日 北方領土返還要求を日本国民がしっかり意識する節である

2022年02月07日

日・露は2000年迄に北方領土問題を解決しようという合意があったにもかかわらず実現を見るに至っていない。
日本固有の領土であるこの北方領土の返還要求は、全国民の悲願であり、思想・信条をこえ、全国民運動として力強く推進する必要がある。
特に本県は日露通好条約が下田市で調印された。
北方領土問題とは…
北方領土は、北海道本島の北東洋上に位置する、歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島の四島です。
北方領土は、日本がロシアより早くその存在を知り、多くの日本人がこの地域に渡航し、生活をし、父祖伝来の地として受け継いできたものです。
今から160年以上前の1855年2月7日、日本とロシアは日魯通好条約を結び、当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の国境をそのまま確認しました。それ以降も北方四島が外国の領土となったことはありません。
しかし、1945年8月9日、ソ連は、当時まだ有効であった日ソ中立条約に違反して対日参戦し、日本がポツダム宣言を受諾した後同年8月28日から9月5日までの間に北方四島のすべてを占領しました。
そして、ソ連は1946年に四島を一方的に自国領に「編入」し、当時四島全体に約1万7千人住んでいたすべての日本人を強制退去させました。
それ以降、今日に至るまでソ連、ロシアによる法的根拠のない占拠が続いており、北方領土問題が存在するため、日露間では、いまだ平和条約が締結されていません。
「法と正義」志向の領土交渉
1993年、日本外交は領土問題をめぐり安易な政治的妥協を排した。
が、その四年後、橋本龍太郎(首相)とエリツィン(ロシア大統領)が、「法と正義」に基づく合意に達する可能性が見える時代が到来した。
私の脳裏にこの時のことが焼き付いています。
静岡県内には、北方領土で居住されていた方が現在10名いらっしゃいます。
知ることが 四島返還 つなぐ道